介護福祉士試験の合格率・難易度は?過去10年のデータを紹介
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介護福祉士試験の合格率・難易度は?過去10年のデータを紹介

介護職に従事していて、介護福祉士試験を受験する方は多いです。

国家資格である介護福祉士の資格を取得すれば、スキルアップにもつながり、待遇面や給与面でも向上する可能性が高いためです。

介護福祉士試験の受験を検討している方にとって、試験の合格率や難易度は気になるところでしょう。

そこでこの記事では、介護福祉士試験の過去10年間の合格率の推移や難易度、実際に受験をした方の声を紹介します。

勉強方法のポイントについても解説していますので、この記事を読んで介護福祉士資格の取得を目指しましょう!

この記事でわかること

  • 介護福祉士試験の過去10年の合格率・難易度
  • 試験を受験した人の声
  • 介護福祉士試験の勉強方法

    こんな人におすすめです

    • 介護福祉士試験受験を検討している方
    • 介護福祉士試験の合格率・合格ラインが知りたい方
    目次

    介護福祉士資格の概要

    介護福祉士の資格は介護に関する知識とスキルを証明するもので、資格を持っている方のみ、介護福祉士と名乗ることができます。

    介護福祉士資格を取得するためには、受験資格を得たうえで試験に合格する必要があります。

    介護福祉士資格は介護系唯一の国家資格

    介護福祉士資格は、介護系の資格の中で唯一の国家資格です。

    仕事内容として、利用者様の身体上のケアや精神面でのケアを行ったり、現場で働くスタッフの育成や指導を行ったりする役割があります。

    介護福祉士資格を取得するメリットとしては、給与面や待遇などがより向上する可能性があることです。事業所によっては、資格手当やリーダーや管理職を任された際の役職手当がつくこともあります。

    その他、就職や転職の際に有利になり、仕事の幅が広がります。

    介護福祉士試験の試験内容

    介護福祉士資格を取得するには、筆記試験と実技試験に合格する必要があります。

    ただし、受験者の条件によっては実技試験が免除になる場合もあるため、条件面の確認が必要です。

    筆記試験の試験内容についてですが、五肢択一のマークシート方式で行われます。

    得点配分は、1問1点で総得点が125点です。

    2022年に行われた第34回試験での出題内容ですが、以下の13科目が出題されました。

    • 人間の尊厳と自立
    • 人間関係とコミュニケーション
    • 社会の理解
    • 介護の基本
    • コミュニケーション技術
    • 生活支援技術
    • 介護過程
    • 発達と老化の理解
    • 認知症の理解
    • 障害の理解
    • こころとからだのしくみ
    • 医療的ケア
    • 総合問題

    参考:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

    実技試験は、介護等に関する専門技能を問われる問題が出題されます。

    介護福祉士試験の合格率・難易度

    介護福祉士試験の合格率は約70%ほどとなっています。

    他の福祉系資格と比較しても、取得しやすい資格といえるでしょう。

    介護福祉士試験の合格率【過去10年の推移】

    介護福祉士試験の合格率について、過去10年の推移は次の表の通りです。

    直近の試験の第34回介護福祉士試験合格率は、72.3%となります。

    受験回 受験者数 合格者数 合格率
    第34回 83,082人 60,099人 72.30%
    第33回 84,483人 59,975人 71.00%
    第32回 84,032人 58,745人 69.90%
    第31回 94,610人 69,736人 73.70%
    第30回 92,654人 65,574人 70.80%
    第29回 76,323人 55,031人 72.10%
    第28回 152,573人 88,300人 57.90%
    第27回 153,808人 93,760人 61%
    第26回 154,390人 99,689人 64.60%
    第25回 136,375人 87,797人 64.40%

    引用:介護受験者・合格者の推移

    介護福祉士試験の合格率は、実施される年度によって多少変動はあるものの、70%前後ということがわかります。計画的に勉強をしていれば、合格は難しくない数値です。

    また、従来と比較すると合格率が上がっているため、より取得しやすくなったといえます。

    介護福祉士試験の合格ライン

    介護福祉士試験の合格ラインは、筆記試験では総得点125点中60%前後となっています。

    加えて、全11科目群で得点することが必要となっており、1つでも得点がない科目があった場合は不合格となります。

    そのため、苦手科目と得意科目でバランスよく得点することが必要です。

    社会福祉士・ケアマネに比べてどれくらい難しい?

    介護福祉士以外の介護関連の資格として、「社会福祉士」「ケアマネジャー」が有名です。

    取得資格として検討されることも多いため、難易度を比較してみましょう。

    まず、社会福祉士の難易度として、2022年2月に実施された試験結果からすると、34,563名の受験者に対し合格者は10,742名でした。

    合格率は、31.3%です。

    続いて、ケアマネージャーの難易度について見ていきます。

    2022年のケアマネージャー試験では、受験者54,290名に対し合格者は12,662名で、合格率は23.3%でした。

    社会福祉士試験とケアマネージャー試験の合格率と比較すると、介護福祉士試験の難易度は低めといえます。

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    介護福祉士資格の勉強方法のポイント

    介護福祉士資格の勉強方法のポイント

    介護福祉士試験は、年に1度しか実施されないため、一発合格を目指したいところです。

    ここでは、筆記試験と実技試験の勉強方法のポイントを解説します。

    筆記試験対策

    筆記試験対策として、押さえるべきポイントは以下になります。

    • 具体的にスケジュールを考える
    • 試験範囲全般を把握し反復学習する
    • 問題集は解説が詳しいものを選ぶ
    • 模擬試験を利用する

    まず大事なポイントとしては、具体的なスケジュールを考えることです。

    働きながら受験される方が多いと思いますので、試験範囲全体を把握して、無理なく学習ができる計画を立てましょう。

    1回勉強して終わりではなく、反復学習することも大切です。

    過去問を繰り返し問いて復習すると、学習内容がより身につきます。

    問題集は解説が詳しい物を選びましょう。

    間違えた箇所を見直す際に、間違った理由について詳しく記載があれば理解が深まります。

    また、スクールで実施されている模擬試験を受けるのもおすすめです。

    模擬試験を受けることによって、本番環境のような中で自分の力を試すことができます。

    実技試験対策

    平成20年度以前に福祉系高校に入学した方、特例高校・EPAで実技ありのコースを選択した方は、実技試験も行う必要があります。

    指定の養成施設を卒業した方や実務経験を積んで試験に臨む方は、実技試験は免除となります。

    実技試験の合格ラインは総得点100点の60%程度を基準に、その年の問題の難易度により補正されます。

    実技試験対策のポイントは以下の4つです。

    • 繰り返し練習する
    • 実技試験の流れを再現しながら練習する
    • 問題文を見て状況を理解する練習をする
    • 試験日当日の注意点を押さえる

    自分の実技に自信をもって試験に臨めるよう、友人や家族にお願いしながら試験本番まで繰り返し実技の練習をすることが重要です。

    本番での流れを頭に入れて、試験前に取り組む点や、試験中の確認事項などひとつひとつこなせるよう練習しましょう。

    例えば、声かけが自然に行えるといったように、本番を想定して体にしみこませておくと良いです。

    試験当日は緊張してしまうかもしれません。

    そのような時でも、落ち着いて実技試験をこなすために、どのような状況なのか、注意点はどこにあるかなど、問題文を見てトレーニングすることも大切です。

    試験当日の服装や態度など、注意しなければならない点も確認しておきましょう。

    服装は自由ですが、派手なものや動きづらいものは選ばないように注意が必要です。

    また、アクセサリー類は危険物とみなされるため、着用はしないようにしましょう。

    介護福祉士試験を受験した方の声

    実際に介護福祉士試験を受験した方の声を紹介します。

    介護福祉士国家試験は難しい資格じゃない。実務経験数年があって、実務者研修受けて、ペーパーテストに受かるだけ。

    ペーパーテストは全部選択問題で、125点満点で70点取れてたらだいたい受かる。

    簡単すぎて国家資格としてら軽んじられることもある。

    ので、一回で受かるように準備はしようよ。

    引用:Twitter

    介護福祉士試験の勉強法は、テキストを3回ざっくり流し読み→過去問をひたすら解く→苦手分野を復習→試験直前暗記モノを覚える。このパターンでやれば2ヶ月の勉強時間で必ず合格できる。受験生ファイト!

    引用:Twitter

    今日は介護福祉士国家試験。

    10年も前の事を鮮明に思い出す。他業種からの転職組であった私は当時ヘルパー2級の資格のみで実務経験3年経過。結婚を控えていた為、絶対に合格するんやと躍起になっていました。仮眠時間も勉強時間に充てて無事に合格。懐かしい。

    『やればできる』

    頑張ってください

    引用:Twitter

    実際に受験して合格した方の感想を見ると、必要な勉強を行っていれば、決して難しくない試験だということがわかります。

    本番は緊張するかもしれませんが、諸先輩方の声を参考に、落ち着いて自分自身がやってきたことを発揮しましょう。

    介護福祉士試験合格後は資格登録を忘れずに

    介護福祉士試験に合格したら、厚生労働大臣の指定機関、「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」に規定の情報を登録します。

    合格発表のタイミング

    介護福祉士試験の合格発表があるのは、例年3月下旬です。

    試験の合否結果が発表されるのは、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのWEBサイト、同センターと厚生労働省での掲示になります。

    また、合格発表のタイミングで結果通知が送られます。

    資格登録に必要な書類

    試験の合格がわかったら、資格登録を行います。

    資格登録に必要な書類は、合格発表から数日で郵送されてきます。

    以下、資格登録に必要な書類です。

    • 登録申請書
    • 登録免許税「収入印紙」の原本
    • 貼付用紙
    • 登録手数料の原本
    • 「戸籍の個人事項証明書の原本」「戸籍抄本の原本」「本籍地を記載した住民票の原本」のいずれか1通
    • 介護福祉士養成施設の卒業証明書の原本(対象者のみ)

    登録に必要な費用は、登録免許税9,000円+登録手数料3,320円+郵送費用です。

    資格登録までの流れ

    資格登録までの流れは簡単で、必要書類を準備して、簡易書留で提出するだけです。

    書類が受理されると、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターで登録簿に登録されます。書類に不備がなければ、約1か月後に郵送で登録証が届きます。

    介護福祉士試験の合格率は約70%!試験のポイントを押さえて一発合格を目指そう!

    介護福祉士資格の合格率は約70%となっています。

    実際に受験した方の声を見ても、試験のポイントを押さえながらしっかりと勉強をすれば、一発合格も狙える資格試験だといえるでしょう。

    介護福祉士は取得することでスキルアップや給与・待遇面での優遇が見込める国家資格です。今後も介護の仕事を行っていくうえでキャリアアップにつながるため、この記事の内容を参考に、一発合格を目指しましょう!

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    監修者

    【保有資格】
    ・社会福祉士

    【経歴】
    ・医療ソーシャルワーカー約5年
    ・介護専門のキャリアアドバイザー約4年
    ・株式会社SOYOKAZE(旧 株式会社ユニマットリタイアメントコミュニティ)経営企画室約4年
    ・株式会社SOYOKAZE Staff Company(旧 株式会社ユニマットスタッフカンパニー)取締役社長約3年

    医療ソーシャルワーカー時代に都内有数の急性期病院で約5年、約1,000名の介護相談支援を行い高齢者福祉業務に従事。その後、介護専門のキャリアアドバイザーとして4年間で累計約1,000名の介護職希望者のキャリア面談を行う。
    介護業界有数の施設を持つ 株式会社SOYOKAZE にて経営企画に従事したのち、株式会社SOYOKAZE Staff Company の社長に就任。

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