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どうして正社員での介護職はやめとけと言われるのか?やりがいときつさを解説!

「介護職って大変そうだよね」「辞めておいた方がいいんじゃない?」など言われた経験がある、そういった記事を読んだことがあるという人はいるのではないでしょうか?
介護職は本当にきつくて大変なのか。そのような不安から介護業界への挑戦をためらう人もいるでしょう。
はっきり言うと介護職は「簡単な仕事」ではありません。私自身、介護・福祉の業界の勉強をしたり働いたりしていましたが、人によっては向き不向きもある仕事だと思っています。
それでも介護職にはやりがいやメリットもあります。
どうして介護職をきついと思ってしまうのか、介護職の魅力はどのような点にあるのかを詳しくご紹介します。
正社員として介護職に挑戦しようとする方は是非参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 介護職のきつさ・大変さ
  • 介護職のやりがい
  • 介護職に就くメリット
こんな人におすすめの記事です

  • 介護職への転職で悩んでいる方
  • 介護業界の実情を知りたい方
目次

介護職はきつい仕事なのか?

まずは介護職は本当にきつい仕事なのか、きつい仕事だとするならば具体的にどのような仕事を「きつい」と感じるのかをご紹介します。

3Kのイメージが強い

介護ときいて思い浮かべるのは「きつい」「汚い」「危険」という方も多いのではないでしょうか?更には、「給与が安い」ことを加えて4Kと呼ばれることもあるようです。

「きつい」の理由
介護の仕事は要介護者の介助を行うため体力を使うことが多いです。寝たきりの方を車椅子に座らせる、車椅子からトイレの便座に異動させるなど「移乗介助」と呼ばれる介助は特に大変とされています。そのため体力的な負担が大きくなることは珍しいことではありません。
介護技術を身に付けるためには研修への参加が必要であったり、慌ただしい業務の中でのOJTについていかなくてはいけなかったりと、自分一人で行うことができるようになるまで非常に大変です。
また、介護業務に追われているうちに就業時間を迎え、シフト業務が終わった後に事務仕事や記録の作業を行う必要があるといった状況も発生することもしばしばです。
「汚い」の理由
介護業務には、おむつ交換や排泄介助が含まれています。仕事上で必ず発生する業務とは言えども、他人の排泄物や嘔吐物などの処理は心理的に抵抗感を感じる人も多いでしょう。
おむつ交換といっても履き替えを行うだけでなく、汚れが付着していれば清拭・洗浄も必要になります。衣類やベッドシーツまで汚れている場合は、その片づけも併せて行わなければなりません。
嘔吐物についても同様です。ただ片づければいいだけではなく、感染症が考えられる場合は適切な処理を行う必要もあります。その場合非常に慎重に処理を行うことにもなり、労力共に対応後は非常に疲れを感じることが多いです。
「危険」の理由
介護職は利用者の病気やケガのリスク回避をするとともに、自身の病気やケガについても気を付けなければなりません。高齢者は免疫や抵抗力が弱く、ノロウイルスやインフルエンザなど感染症が起きやすいです。特に入居施設では感染している場合でも介護職は食事や排泄の介護を行う必要があるため、職員への感染リスクも高まります。また、利用者の転倒や転落などが理由でケガを負う恐れがあります。

介護職のイメージと実際

しかしこれらは、他人の世話をするなんて大変に決まっているというイメージが先行している結果のように感じます。ニュースなどでも、認知症の方が行方不明になっているといったことや、介護施設での集団感染など、大変なことばかりがニュースになりやすいため介護職はやっぱり大変なんだという印象が根強いことは非常に残念に感じます。

例えば保育園や病院でも同様のことは起こりますし、家庭内でも家族が病気になれば身の回りの世話をすると思います。介護は、それが家族に対してかそうでないかの違いにはなります。それを仕事として取り組めるかどうかがポイントになるでしょう。

介護職としての体験

私は介護の仕事や排泄物の処理などについて、ひと月程度で慣れて対応ができるようになりました。確かに忙しい日は一日中介護で身体を動かし疲労感が大きい時もあります。しかしそれは毎日続くことではありませんし、利用者と話をしたりレクリエーションをしているときにキツさを感じたことはありません。それでも時間や心の余裕がなく「きついな」と感じたときは周りの職員にヘルプを求めることで精神的な負担を軽減できました。

チームワークの大切さ

自分一人で頑張ろうとするのではなく、自分からヘルプを求めることが必要です。困ったときはお互い様とも言いますが、職場の人が大変そうにしていたら手助けをし、それが自分にも返ってくる。就業先のサービスで働く全員で利用者一人一人の介護サービスを行っているのです

協力による「3K」の克服

介護士全員で協力することで「3K」は大きな要因ではなくなるものだと感じています。

365日24時間のサービスが多い

介護サービスは多くの種類がありますが、そのほとんどは365日24時間のサービスを提供しています。そのようなサービスで就業する介護士は、シフト制の勤務で就業しています。夜勤や、土日祝日・年末年始の出勤も当たり前に発生します。不規則な生活リズムになるため、きついと感じる方もいるでしょう。
カレンダー通りのお休みを取得できないことで、家族や友人と予定が合わないことがストレスとなる場合もあると思います。
とはいえ、シフト制の勤務であっても希望すれば休日でも休みを取得できます。また、平日にしか営業をしていない場所に行くことができるのはメリットにもなるでしょう。

介護職のやりがい3選

自分の行動が見える形で評価されやすい

介護士として勤務をしていると、利用者様やそのご家族、あるいは職員から直接「ありがとう」と言われることが多いです。
利用者が希望する介護サービスを提供した時や、ちょっとした声掛けをしたときに感謝の言葉を伝えられる機会が多い職種といえるでしょう。また、現場の状況を見て判断した行動やサポートができれば、職員から頼りにされる存在として評価されます。
私の体験談として、利用者とお話をしているときに働いていたときのことや、趣味について詳しく話して下さった方がおり、その方の得意分野を活かせるレクリエーションを企画・実施したことがあります。普段はレクリエーションにあまり積極的でなかった方ですが、その際は参加され「楽しかった」というように感想を頂くということがありました。
このように、自分が考えた行動の結果、自分自身に感謝の言葉や評価が返ってくるのは、やりがいを感じる瞬間です。

一番近くで利用者を知り、支援ができる

介護は直接人と触れ合う仕事です。時に言語的なコミュニケーションだけでなく、非言語的なコミュニケーションが重要視される職場だという実感があります。人と対面して関わり、人にサービスを行う仕事は、日々何らかの影響が相互に働きあい、毎日何かしら違うことが起きるものです。
利用者の日々の変化を近くで感じサポートをしていくことで、その方との関係性が深まっていると感じる瞬間や、ちょっとした変化に気づくことができる瞬間が訪れます。例えば、昨日は視線があって話をしていたのに今日は表情が暗いことに気が付いた、先週は途中でやめたリハビリが今週は最後までやり遂げたなどがあります。
特に、自分の提案により利用者の希望を叶えることができたときや、些細な違和感に気づいてリスク回避ができたときなどは、自身の成長を強く実感することでしょう。

キャリアアップがしやすい

近年、介護職の専門性が見直され、待遇改善や介護の質の向上に向けて国が段階的にキャリアパスを整えています。介護職は無資格からチャレンジすることができ、次にどの段階に進めばいいのかが明確に示されています。
資格の取得を目指すとともに、どのような介護職としてステップアップしていけば良いのかの指標があります。介護実務に従事していれば最短3年で国家資格の受験資格を得ることができるため、働きながら次の段階を目指すことが可能な点も魅力的です。

平成23年1月 今後の介護人材養成の在り方に関する検討会報告書 | 厚生労働省

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介護職として働こうと考えている方の中には、親の介護経験がある、もしくはこれから親の介護をする可能性がある方もいるでしょう。家族の介護を経験したことがあるからこそ、「気持ちのわかる介護職」として活躍ができると考えています。

親の介護でキツイこと

親の介護でキツイことは体力面と精神面のどちらもあります。家族に対してできる限りのことをしてあげたいという思いが先行し、自分の生活を削ってまで頑張りすぎてしまう人もいます。特に仕事と介護の両立という点で悩まれる方は多いでしょう。
また、家族だからこそ距離が近くなりすぎてしまい、精神的に苦しい思いをした経験のある方もいるのではないでしょうか?
仕事ではないから冷静になり切れずに、つい思ってもいないことを口走ってしまう、お互いに申し訳なさが募ってしまうという話も耳にします。

介護職になってサポートする立場へ

親の介護でのきつさや大変さを知ったうえで介護職の道を考えている方は、それだけで介護職の適正があります。なぜなら、家族の介護をする大変さを誰よりも知っているからです。
介護サービスは独居の高齢者がご自身で利用される場合と、同居するご家族による介護が難しい場合、もしくはご家族のレスパイト(休息・息抜き)のために利用されているケースがあります。
ご家族の大変さを理解ししっかりと寄り添ってサービスを提供できるのは、家族介護の経験がある介護士だと考えます。
自分自身やご家族が介護サービスを利用していたとき、どのようなサポートを受けたいと思っていたのかを思いだし、ご自身の手で実現してみてはいかがでしょうか?

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介護のきついは解決できる

介護の仕事は生活援助や身体介護が含まれる以上、体力仕事であること、排泄物や嘔吐物の対応を行うこと、不規則な勤務形態である可能性が高いことなどは、変えようのない事実です。
しかし、それらは介護技術の習得や職場の環境、サポートで緩和できます。
正しい介護技術を身に付ける、自分の「きつさ」を共有し助けて貰う、職場の環境を整えるなど、「きつい」の解消のためにできることはいくつもあります。
あるいは初めから環境が整っている施設で働くことができれば、介護職の「きつさ」をそもそも感じない可能性があると考えています。
ご自身の経験や強みを活かして、介護職へ挑戦してみてはいかがでしょうか?

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監修者

【保有資格】
・社会福祉主事任用

【職歴】
・知的障害者施設 支援員 : 約3年
・介護・福祉のキャリアアドバイザー : 約3年
・介護求人サイト「カイゴLINK」サポート業務 : 約2年

【経歴】
知的障害者入居施設にて支援員として勤務し、直接介護や支援に携わる。
サービス管理責任者と共に個別支援計画の作成やアセスメントの実施を行う。
福祉業界での従事者である経験を活かし、全国に福祉サービスを展開する株式会社SOYOKAZE(旧 株式会社ユニマットリタイアメントコミュニティ)の子会社である株式会社SOYOKAZE Staff Company(旧 株式会社ユニマットスタッフカンパニー)キャリアアドバイザーとして従事。

キャリアアドバイザー時代は3年間の累計約2,600名を超える介護・福祉に関わる職種へ就業を希望される方を対象に、希望されるキャリアアップのための就業先提案やアドバイスを行う。
自社内での介護・福祉に特化した求人サイト「カイゴLINK」の新サービス提供開始に伴い、ご利用検討をされる法人様へ各種の提案を行っている。

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