介護職はアルバイト採用もある?夜勤専従は高時給?仕事内容も紹介

介護の仕事がしたいが、正社員として関わることは難しい方はアルバイトがおすすめです。

「介護職のアルバイトはあるの?」と不安になる方がいるかもしれませんが、さまざまな介護施設がアルバイトの募集を行っています。

この記事では介護のアルバイトについて、仕事内容や平均給与など基本情報とともにご紹介します。

目次

介護のアルバイト

介護の仕事をしたいものの、正社員として働けなかったり学生であったりなどの理由でアルバイトとして働きたいという方もいるでしょう。

しかし、そこで気になるのが介護のアルバイトはあるのか、未経験でもアルバイトとして働けるのかなどの点です。

ここでは、介護のアルバイトの可否や未経験でも働けるのかどうかについて解説します。

介護のアルバイトは未経験でもできる

介護の現場では、無資格・未経験でも採用してもらえるアルバイトがあります。

仕事内容によりますがアルバイトや未経験を募集している求人が多いため、アルバイトや未経験から働きたい場合には求人の条件を確認してから応募しましょう。
たとえば、介護求人検索サイトのカイゴLINKで「日勤パート」「無資格OK」「未経験・ブランクOK」の条件で検索すると、2,610件の求人があります。(2024年10月現在)

また、未経験から介護のアルバイトをしたい場合は研修体制が充実しているところがおすすめです。

研修体制が充実していれば、未経験からでも基礎を身につけて働きやすいでしょう。

訪問介護は資格が必要

介護の形はさまざまで、施設・デイサービス・利用者の自宅など働く場所だけでも多くの選択肢があります。このうち、利用者の自宅を訪れて介護をする「訪問介護」は未経験者では行えません。

訪問介護の担当者は、「介護職員初任者研修」の資格を持っている必要があるためです。

「介護職員実務者研修」や「介護福祉士実務者研修」など、さらに上級の研修を受ければ従事できるサービスの幅が広がります。

また、利用者の自宅に訪問し、1人でサービスを提供できるスキルが求められます。

訪問介護に関心がある未経験者の方は、他の介護サービスで経験を積んで介護職員初任者研修を取得しましょう。

介護アルバイトの仕事について

介護アルバイトでは、具体的にどのような仕事をするのか気になるという方も多いでしょう。介護アルバイトの細かな仕事内容は、事業者によって異なります。

ここでは、基本的な仕事内容を平均給与とともにご紹介します。

主な仕事内容

介護アルバイトの主な仕事内容は、生活介護・送迎業務・事務業務・身体介護業務などです。基本的には、利用者の身体介助や生活援助を担当します。

身体介助では食事補助や入浴、排泄補助を、生活援助では買い物や掃除、洗濯など日常生活のサポートをします。

介護アルバイトの業務範囲は事業者によって異なるため、不安な点がある場合や事前に仕事内容が知りたい場合は、面接時に確認するとよいでしょう。

シフトの例

介護アルバイトは、多くのケースがシフト勤務です。

例えば、2交代制のシフトでは日勤が9:00~18:00、夜勤が17:00~翌朝11:00、3交代制のシフト例では日勤が7:00~15:00、遅番が14:00~22:00、夜勤が21:00~翌朝6:00などとなります。

施設によってシフトの形式は異なるため、事前の確認が必須です。

単発や超短期のバイトも可能

空いた時間を有効活用したい、あるいは長期休暇の間に介護の仕事をしたい場合、単発や超短期で介護アルバイトをする選択肢があります。

介護職のマッチングサイトで日勤の仕事を検索して条件に合うものを選ぶ方法や、単発バイトの紹介アプリで看護の仕事を検索する方法もあります。また、介護や介護補助の単発バイトを専門にマッチングできるアプリもあります。

それぞれ興味がある介護職のアルバイトに合わせて、使い分けるとよいでしょう。

平均的な給与

厚生労働省が発表した「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、非常勤の介護職員の平均給与は時給1,130円でした。地域や施設、シフトによって異なりますが、平均給与は低くはないといえます。

また、訪問介護事業所は時給が高い傾向があるほか、日勤より夜勤の方が給与が高めです。給与の高さで働く場所を選ぶ際は、夜勤や訪問介護事業所の求人を中心に探すとよいでしょう。

参照:
令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果厚生労働省

介護のアルバイトができる場所の例

介護のアルバイトができる場所は多数あります。主な勤務先は、介護老人福祉施設・介護老人保健施設・ケアハウスなどです。

それぞれ特徴が異なるため、ここからは各施設の特徴をご紹介します。

介護老人福祉施設

介護老人福祉施設とは、要介護3以上の認定を受けている65歳以上の人が入れる施設のことです。「特別養護老人ホーム」と呼ばれることもあります。法律によって呼び方が異なりますが、「介護老人福祉施設」と「特別養護老人ホーム」は同じものです。

要介護3以上の認定を受けている方が介護対象であるため、仕事内容や介護の負担が大きい点を理解しておきましょう。未経験の方は大変に感じることがありますが、将来的に介護業務に就きたいと考えている場合は経験を積めるメリットにもなります。

負担が大きいと感じる場合は、他の施設で経験を積んでから介護老人福祉施設での勤務を検討しましょう。

介護老人保健施設

介護老人保健施設とは、要介護1以上の認定を受けている65歳以上の人が入れる施設です。

介護老人福祉施設と比べると入所者の介護の必要性は低めで、日常生活のサポートや身体介助が主な仕事です。在宅復帰を目的とした施設であるため、入所期間が短い方が多いことが特徴です。

看取りには対応していないことが多く、看取りに抵抗がある方には介護老人保健施設がおすすめです。

ケアハウス

ケアハウスは、家庭での生活が難しい方が入所する施設です。

60歳以上を対象とした「一般型ケアハウス」と、要介護1以上の認定を受けている65歳以上の方を対象とした「介護型ケアハウス」の2種類があります。一般型ケアハウスはある程度自立して生活を送れる入所者が多いため、介護未経験でも働きやすい施設です。

ケアハウスで介護職に就きたい場合には、まずは一般型ケアハウスで経験を積むとよいでしょう。

夜勤専従の高時給アルバイトの場合もある

利用者が24時間利用する居住型の介護施設では、夜勤の対応が必要です。夜勤は対応できる介護士の数が少ないため、夜勤で働ける介護士は特に重宝されます。

ここでは、夜勤専従の介護のアルバイトについて詳しく解説します。

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夜勤専従とは

夜勤専従とは、その名の通り夜勤に特化した働き方です。夜勤は手当がつくため、日勤よりも稼ぎやすい点がメリットです。

他の仕事とのダブルワークをする場合や日中の勤務が困難なケースでは、夜勤専従での働き方がおすすめです。

介護老人保健施設は夜勤専従で高給与な可能性がある

介護老人保健施設は利用者の要介護度が高いため、介護報酬が加算されやすい職場です。そのため、介護老人保健施設では高時給で夜勤専従の求人が多い傾向があります。

介護度の高い利用者が多いということは、体に直接触れる介護業務が多くなる点は押さえておきましょう。無資格の場合は、資格を保有する介護士の指示に従って実務をこなします。

高時給の夜勤専従を探すには

高時給の夜勤専従求人を見つける方法のひとつに、介護単発バイトのアプリを使用する方法があります。

例えば、介護資格保有者限定の単発バイトアプリ「キャリオス1DAY」は、3〜4時間の短時間勤務の求人が多数掲載されています。仕事の条件をクリアしていれば面接や登録会に行く必要はなく、応募のみで働ける点がメリットです。

また、介護専用のバイトアプリではないものの、全国に対応する「タイミー」でも単発での介護求人が豊富に掲載されています。資格が不要な求人も多数掲載されているため、資格取得前に介護職を経験したい方におすすめです。

夜勤専従に関するよくある質問

 

夜勤専従は月何回までできますか?

 

回数に制限はありませんが、労働基準法の規定では週40時間以内の勤務に制限されます。また、扶養内で働きたい場合は時給に応じて年間の勤務可能回数が変わります。

 

介護職に深夜割増賃金はある?

 

職種に関わらず、22時から翌日5時までの労働に対して時給が1.25倍になる深夜割増賃金が発生します。詳しくは、各求人の雇用条件を確認してください。

 

夜勤専従のリスクは?

 

夜勤専従を続けることで、生活のリズムが崩れるおそれがあります。体内時計が乱れることで、頭痛や不眠・倦怠感などの体調不良につながることもあるでしょう。

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介護アルバイトのメリット

介護アルバイトをすることには、以下のメリットがあります。

  • 資格取得に役立つ
  • 社員登用制度がある所もある
  • シフト制で働きやすい

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

資格取得に役立つ

実際に現場で働くことで実践的なスキルを学べるため、介護アルバイトは資格取得に役立ちます。

介護業界への就職・転職を検討している場合、資格を取得しておくことで勤務先の幅が広がります。

介護施設の働き方はさまざまで、業務ごとに対応する資格は異なりますが、どの資格を取得する場合でも実践的なスキルが必要です。

また、介護アルバイトはシフト制で資格に向けて勉強しながらでも、余裕を持って働けるでしょう。

社員登用制度がある所もある

社員登用制度のあるアルバイト先であれば、働き慣れた職場にそのまま就職できる可能性があります。正社員になると関われる仕事の内容が増えたり、給与や待遇が上がったりします。

いずれ正社員として介護に関わりたい場合は、アルバイトで応募する際に社員登用制度の有無を確認し、社員登用制度がある職場に優先的に応募するとよいでしょう。

シフト制で働きやすい

介護アルバイトには日勤と夜勤があり、プライベートの都合に合わせたシフトで働けるメリットがあります。プライベートも充実させつつ、アルバイトとして介護職に就きたい方には大きなメリットといえるでしょう。

事業者によって、各シフトの時間や勤務時間は異なります。日勤専門・夜勤専門も可能であるため、どちらかに絞って働きたい場合にも働きやすいです。

自分がどのような時間帯で勤務したいのかを明確にした上で、求人を探すと自分に合った働き方ができます。

介護アルバイトのデメリット

介護アルバイトにはさまざまなメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットもあります。最後に、介護アルバイトのデメリットを2点ご紹介します。

責任が重い

アルバイトとはいえ、介護の仕事は責任が重い仕事です。特に、身体介護は小さなミスが大きな事故につながるため、丁寧かつ正確な業務が求められます。利用者の生活や命を左右する仕事ということを理解した上で、介護アルバイトを始めましょう。

一方で、アルバイトが1人で重大な業務を任されることはありません。そのため、経験を積みながら少しずつ慣れていきましょう。研修制度では介護業務の重要性や基礎知識が学べるため、研修制度が充実している職場を選ぶのがおすすめです。

やることが多い

介護アルバイトは、単に利用者を介護すればよいというわけではありません。

事業者によって業務範囲は異なりますが、アルバイトでも介護業務に加えて事務仕事や車の運転などを任されることがあります。利用者から細かいお願いをされることもあり、やるべき仕事は多岐にわたることを把握しておきましょう。

特にスタッフが少ない施設では1人あたりのやることが多くなりやすく、業務負担が大きくなります。介護の仕事はアルバイトでも介護業務以外の仕事を任される可能性があることを理解した上で、働くかどうかを判断しましょう。

まとめ

介護の仕事はアルバイトでもできる一方で、アルバイトでもさまざまな業務を任されます。将来的に介護職に就きたい場合には、アルバイトで経験が積めて資格取得にも役立つため、アルバイトとして働くこともおすすめです。

介護アルバイトにはメリットだけではなく、責任が重い、やることが多いなどのデメリットがあります。メリットとデメリットを把握した上で、介護アルバイトをするのかどうかを判断しましょう。

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