サービス提供責任者(サ責)の仕事内容・なる方法を徹底解説

サービス提供責任者(サ責)の仕事内容・なる方法を徹底解説

サービス提供責任者とは、訪問サービスの提供に関わる仕事で、「サ責」と略されることもあります。

給与が高いことやスキル面の成長につながる点などの魅力があるため、キャリアアップとしてサ責への転職を考えている方もいるでしょう。

この記事では、そんなサービス提供責任者(サ責)の仕事内容やサ責になる方法について解説します。

この記事でわかること

  • サービス提供責任者の仕事内容
  • サービス提供責任者になる方法

こんな人におすすめの記事です

  • サービス提供責任者の仕事内容を具体的に知りたい方
  • サービス提供責任者としてキャリアアップを目指したい方
目次

サービス提供責任者とは?

サービス提供責任者とは、訪問介護事業所での配置が定められている仕事で、「サ責」とも呼ばれます。

サ責は利用者に適切なサービスを提供できるように包括的な方針を管理・調整する役割を持っています。

仕事内容が幅広いため、ケアプランへの理解や利用者家族の対応などが求められることもあり、経験や知識が必要です。

サ責は訪問介護事業所に、原則1人以上の配置が義務付けられています。

さらに、直近3ヶ月の利用者数が40名増えるごとに、サ責の配置人数も1人増える基準が設けられています。

平成27年の法改正では50人の利用者数に対して1人となる特例も新たに用意されました。

参考:サービス提供責任者の報酬上の評価および人員配置基準の見直し

サービス提供責任者の仕事内容

サービス提供責任者の仕事内容

サ責の仕事内容は、「利用者さん・家族の対応」「訪問サービスの方針設定」「スタッフ管理」に大きく分けられます。

サ責は常に決められた仕事をこなしているという立場ではありません。

「利用者に良い訪問サービスを提供する」という目的のために必要に応じた仕事を行っています。

時には実際に利用者の自宅を訪問して介護業務を行ったり、ヘルパーの教育にあたったりすることもあるため、業務量が多くなることも少なくありません。

事業所のサービスに対する責任感から負担もありますが、その分高待遇でやりがいのある大切な立場です。

サ責の具体的な仕事内容は以下の5つです。

  • 申し込みの相談・対応
  • 利用者さん・家族とのアセスメント
  • 訪問介護計画書の作成・見直し
  • 同行訪問
  • ヘルパーの管理・マネジメント

以下で1つずつ解説します。

申し込みの相談・対応

訪問介護サービスを利用したい方やその家族の相談を受け、必要な手続きなどを行います。

通所介護施設などでは生活相談員が行っている業務ですが、訪問介護事業所ではサ責が契約手続きや相談、調整を担当します。

また、利用者本人およびその家族からの相談だけでなく、ケアマネージャからの問い合わせの対応も重要な仕事です。

事業所が対応できる業務量と、利用者が必要としている支援の量を見極めて受け入れを調整する必要があります。

利用者さん・家族とのアセスメント

訪問介護サービスの利用にあたり、利用開始前に利用者の自宅を訪問し、利用者本人や家族と面談をします。

訪問介護サービスの目的や、課題となりうる部分などの「訪問介護計画書」の作成に必要なアセスメントをとります。

訪問介護計画書の作成・見直し

ケアマネージャーが作成したケアプランと、訪問時にとったアセスメントを基に「訪問介護計画書」を作成します。

この訪問介護計画書はヘルパーの介入内容が決定される重要な書類です。

また、必要なサービス内容は利用者の状況によって変わることもあります。

そのため、原則3ヶ月に1回の計画書の見直しが義務付けられているのです。

もちろんこれに限らず、利用者の状況が大きく変わった場合は随時計画書の作り直しが必要になることもあります。

同行訪問

利用者ごとに自宅環境や留意点は異なります。

初回利用者の自宅に訪問する際にはヘルパーが不安を感じることもあるでしょう。

そのような場合に、事前にアセスメントを直接とっているサ責が訪問に同行し、サポートする場合があります。

また、ヘルパーの経験が浅い場合にも同行してサポートや教育を行います。

ヘルパーの管理・マネジメント

ヘルパーの業務に対する不安や不満、スキル面の管理もサ責の大切な仕事です。

さまざまな職種の仕事を包括的に見ているサ責だからこそ、ヘルパーの悩みに対して解決策を提示できるのです。

もちろんヘルパーからの訴えを待つだけでは十分とは言えません。

全体のサービスの質が保たれているか、利用者の不利益がないかといったマネジメントを自分から積極的に行う必要があります。

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サービス提供責任者の1日のスケジュール

サービス提供責任者の1日のスケジュールの一例を以下の表にまとめました。

時間 業務内容
8:30 出勤・朝礼
9:00〜 事務作業
(計画書作成や問い合わせ処理)
12:00 休憩
13:00〜 利用者宅への訪問
(アセスメント取りや契約)
15:00〜 ケアマネや関係機関との連絡
16:00〜 ヘルパー業務
(人手が足りない場合)
17:00 ヘルパー教育・相談
17:30 業務終了・帰宅

サ責の仕事のスケジュールは、介護職の中でも変動しやすいです。

トラブルや新規の契約がなく、書類作成やヘルパーのサポートに集中できる日もあれば、契約でタイトなスケジュールになることもあるでしょう。

こういったスケジュール管理自体もサ責の仕事と言えます。

特にサ責や相談員の経験が少ない方は、このスケジュール管理で戸惑う可能性があります。

サービス提供責任者の給料

サービス提供責任者という仕事は資格ではなく役職なので、公開されているデータはありません。

しかし、サ責に必要な資格を保有している介護施設職員の平均給料は、無資格の介護職を比較すると高くなっています。

該当する資格を持っていることに加えて、施設内での役職につくことになるので、資格手当と役職手当の両方がつくためです。

そのため、有資格者の平均給料と比較しても給料が高くなることに期待できます。

以下の記事では、サ責の給料を実際の数字を用いて解説しています。

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サービス提供責任者になるには?

サービス提供責任者は資格ではなく役職にあたります。

そのため、名乗るためのカリキュラムがあるわけではありません。

しかし、サ責の役職につくためには以下の資格のいずれかを持っている必要があります。

  • 介護福祉士
  • 介護福祉士実務者研修

古いデータでは「介護職員初任者研修」もサ責になるための要件にあたるとされていますが、これは間違いなので注意してください。

現在は要件が変更されて、最低でも「介護福祉士実務者研修」を修了している必要があります。

以下の記事で、サ責になるための具体的な方法を解説しています。

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サービス提供責任者の魅力・メリット

サービス提供責任者は責任感の重さや業務の幅広さから、「大変そう」というイメージを持たれるかも知れません。

確かに難しい仕事で忙しくなることもありますが、メリットも多くあります。

イメージしやすいメリットとしては以下の3つが挙げられます。

  • 給料が高い
  • スキルアップできる
  • キャリアアップにつながる

役職につくことになるので給料はもちろんアップします。

それだけでなく、サ責の業務内容はサービスの全体像を捉えることができ、経営に近い立場で携わることができます。

つまり、サ責は介護のスキルだけでなく、訪問介護事業所の運営スキルを身につけることができる仕事なのです。

将来的に独立を考えている方には特におすすめな仕事と言えるでしょう。

サービス提供責任者としてキャリアアップを目指そう!

サービス提供責任者はその名の通り、訪問介護事業所においてサービスに関わる方針を決める、責任感ある仕事です。

簡単な仕事ではありませんし、慣れないうちはうまく行かないこともあり大変な思いもするでしょう。

しかし、もしサ責になれるチャンスがあるのであれば、キャリアアップにつながる特別な経験になります。

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監修者

【保有資格】
・社会福祉士

【経歴】
・医療ソーシャルワーカー約5年
・介護専門のキャリアアドバイザー約4年
・株式会社SOYOKAZE(旧 株式会社ユニマットリタイアメントコミュニティ)経営企画室約4年
・株式会社SOYOKAZE Staff Company(旧 株式会社ユニマットスタッフカンパニー)取締役社長約3年

医療ソーシャルワーカー時代に都内有数の急性期病院で約5年、約1,000名の介護相談支援を行い高齢者福祉業務に従事。その後、介護専門のキャリアアドバイザーとして4年間で累計約1,000名の介護職希望者のキャリア面談を行う。
介護業界有数の施設を持つ 株式会社SOYOKAZE にて経営企画に従事したのち、株式会社SOYOKAZE Staff Company の社長に就任。

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